関東十刹の一「大慶寺」
鎌倉時代は大寺院でした
オススメポイント
大慶寺は詳細はわかっていませんが、創建は弘安年間(1278~1287)とされています。
現在は、住宅街の中にある小さなお寺ですが、鎌倉時代は関東十刹の一で、かなり大きかったようです。
大慶寺周辺一帯は「寺分」という地名ですが、これは「大慶寺の寺域」に由来する地名で、当時の広さを推測できます。
付近の「ひげつ」、「かっけん」、「てんだい」、「だいどう」などのかつての塔頭の名前や「かねつきどう」など寺の建物の名前がそのまま地名として残ったと伝えられています。
大きな寺院だった大慶寺ですが、永正9年(1512年)北条早雲によって焼き払われます。
このとき奇跡的にも本尊の「釈迦如来」の頭部だけは焼け残り、修復したそうでが、
長尾影虎(上杉謙信)の乱などによって寺勢は次第に衰えたようです。
塔頭も五つあったとされますが、戦国期に廃絶。唯一残った塔頭の方外庵が現在の大慶寺になったようです。
本堂裏には樹齢700年ともいわれるビャクシンの古木がそびえ、鎌倉市の天然記念物に指定されています。
住所 | 〒247-0064 鎌倉市寺分1-5-8 |
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駐車場 | あり |
電話番号 | 0467-46-8481 |
アクセス | 電車 ・湘南モノレール「湘南深沢駅」より徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 境内自由 |