300年の歴史を持つ老舗「力餅家」

ドラマのロケ地にもなりました

オススメポイント

力餅家は、御霊神社の茶店として江戸時代の元禄年間（1688～1703年）に創業した老舗和菓子店です。

創業時から300年以上続いている名物は、店の名前にもなっている「権五郎力餅」です。
お餅をこしあんでくるんだこの「力餅」は、求肥のものと餅のものと2種類があります。
3月から5月までは、季節感を出すためにヨモギを使った「草餅」になっています。
無添加なので餅は当日、求肥は3日と日持ちはしませんが、やわらかくおいしさは格別です。

「権五郎力餅」は、鎌倉時代の武将、鎌倉権五郎影政を祀っている「御霊神社」、別名「鎌倉権五郎神社」に由来しています。
御霊神社には、力自慢であった影政公が手玉にとって袂に入れたという「袂石(たもといし)」と「手玉石(てだまいし)」があります。
力持ちにあやかろうとこれらの石に、「餅」が供えられるようになりました。
餅は参列者にも分け与えられ、いつしかその餅のことを「権五郎の力餅」と呼ぶようになったそうです。
店名の「力餅屋」と「権五郎力餅」は、この「権五郎の力餅」が由来となっているそうです。

力餅以外にも、夫婦まんじゅう・福面まんじゅうも好評です。