運慶作の閻魔寺「円応寺」
冥界の十王像が鎮座しています。
オススメポイント
円応寺は、建長2年(1250)に創建されました。
初めは見越嶽にありましたが、足利尊氏が由比ガ浜へ移築、その後、
元禄16年(1703)に起きた大地震と津波の被害に合い、この地に移りました。
鎌倉十三仏、二十四地蔵の札所でもあります。
円応寺で有名なのが運慶作の閻魔大王像です。
運慶が臨死体験をしたとき閻魔大王に会い、「生き返らせる代わりに自分の像を作れ」と言われました。
そうして生き返った運慶はその喜びからか、笑いながら閻魔大王の像を彫ったとされています。
そのため、どことなく閻魔大王像の顔も笑っているように見え、「笑い閻魔」とも言われています。
また、ある日、病気の子どもを連れた父親が、閻魔大王に願いを叶えてもらうため、「聞こし召し下さい(「お聞き入れ下さい」の意。)」と手を合わせ、「あとで迎えにくる」といって子どもを置いて帰ってしまいました。
ところが閻魔大王は、「この子を召し上がってください」と言われ子供を置いていったと勘違いをして子供を食べてしまったという逸話があることから「子食閻魔」とも呼ばれています。
また、仏教において亡者の審判を行う10人の裁判官を十王といいます。
閻魔大王もその中の1人ですが、円応寺は十王の像が鎮座していて、そのため「十王堂」とも呼ばれています。
住所 | 〒247-0062 鎌倉市山ノ内1543 |
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駐車場 | なし |
電話番号 | 0467-25-1095 |
アクセス | 電車 ・北鎌倉駅より徒歩15分。 バス ・鎌倉駅から江ノ電バス[2番]大船駅(ルミネ下)行き 建長寺 下車徒歩3分 |
料金 | 200円 |
営業時間 | 3~11月 9:00~16:00 12~2月 9:00~15:30 |